当面の運転資金はいくら必要か

当面の運転資金はいくら必要か

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ネットショップは10万円程度でも開店することはできます。
しかし、その後の運転資金も開店時には用意しておかなくてはいけません。

 

運転資金としては以下のような費用が考えられます。

 

賃料、人件費、光熱費、インターネット接続費用、プリンターのインク代・用紙代、電話代、商品の仕入れ代、梱包材の費用、送料、ネットショップサービスの月額費用(売上げロイヤリティ、オプション費用)、決済サービス利用料、広告宣伝費等。
これらが毎月どの程度かかるかをリストにして、半年分は用意しておきたいところです。

 

これらの費用の中で、意外とあなどれないのが梱包材の費用です。
販売する商品の大きさによりますが、ダンボールを使用する場合、ロットが大きくなければ単価は高くつきます。
初めはどんどん売れるわけではないので、ひとつのダンボールが100円以上かかってしまう場合もあるのです。

 

また、大きさの異なる商品であれば、ダンボールの大きさも数種類用意しなくてはいけません。
今は梱包物に合わせて段階的に容量を変えられる画期的なダンボールもあり、緩衝材と作業時間を節約することができますが、ますます単価は高くなります。

 

リサイクルダンボールを使用することでダンボール代を節約し、商品をより安く提供するネットショップも見受けられますが、やはり生鮮食品等のショップに限られてしまいます。
また緩衝材もばかになりませんから、いかに安く仕入れるかはポイントとなりそうです。

 

送料もまた、あなどれない費用です。
送料は基本、運送会社のホームページに記載されている金額になります。
毎日100個、200個とまとまった数での利用が続けば、運送会社との値引き交渉も可能ですが、開店時にそれをあてにすべきではありません。

 

送料は購入者の負担としているショップが多いですが、商品が売れればすぐ現金が自分の手元に入ってくるわけではありません。
あらかじめ1ヶ月にかかるであろう送料を見積り、その費用も準備しておきましょう。

 

また今は、通販物流に特化した企業も多くあります。
1日10件~15件程度の商品発送も、毎日一人でやろうと思えば大変な作業です。
在庫管理や受注管理を含め、梱包や発送を代行してくれ、発送代行料金も送料込みで1個500円台~と格安の企業もあります。

 

土日祝の対応や、商品や梱包材を置くスペース等も考慮すると利用する価値は十分にありそうです。
将来そういった部分をアウトソーシングしたいと思っているならば、見積もりだけでも取っておきましょう。

 


 
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