ネットショップは一人で運営できるか?
ネットショップを趣味の範囲ではじめようと考えている人、本気で本業にしようと考えている人、それぞれで異なりますが、まずは一人で開業してみようと考えている人も多いでしょう。
実際、ネットショップは一人で運営できるものなのでしょうか。
ネットショップの仕事内容には以下のようなものがあります。
まずはホームページの更新、特集ページの作成、バナー作成、メルマガ作成、ブログ作成等。
新しく商品を販売するとなればそのページの作成、商品説明の文章・画像の修正や削除等も定期的に必要となる作業です。
またセールやキャンペーンなどの特集ページを作成したり、ブログもほぼ毎日作成、更新することになるでしょう。
次に価格管理、在庫管理、受注管理、入金確認、クレジットカード処理、納品書(請求書)作成等。
商品が実際に売れたときに発生する作業です。
納期や発送予定日の一覧を作成したりといった事務作業もあります。
次にメールや電話の顧客対応です。
見積もり依頼や、商品に関するお問い合わせ対応、送料を含めた金額や発送予定日などのメール連絡、返品処理、クレーム対応等です。
また購入者の情報管理も行う必要があります。
最後に梱包、発送、それに付随する事務的作業です。
出荷伝票の作成、出荷・発送の通知も行います。
また、経理もやることになりますから、最低限の知識が必要です。
簿記を一から勉強する必要まではないかもしれませんが、個人事業主になるのであれば勉強しておいたほうが良いでしょう。
こちらも会計ソフト(弥生会計等)を導入すれば、決算書が簡単に作成できますので確定申告の際、あわてなくて済みます。
他にも、海外から商品を仕入れるのであればバイヤーの仕事、商品をデザインするのであればデザイナーの仕事も発生します。
こうしてあげてみると到底一人で運営などできそうにないと思うかもしれませんが、たとえば受注管理ソフト等を導入すればある程度、手間を減らせる部分はあります。
つまり、どの程度ソフトを導入するか、あるいはネットショップ自体の機能がどの程度充実しているかで、一人で運営できるかどうかが変わってくると言えます。
まずは一人で開業と考えるならば、機能が充実している開業レンタルサービスや、一人で運営していてもフォローが手厚いショッピングモールを選ぶことをおすすめします。
趣味でやっていても、本業にしたいと思うときがくるかもしれませんし、どうせやるなら儲けたいですから、個人事業主としてやるべきこと、やっておくべきことを、さまざまな角度から日々勉強しておくことも大切なのではないでしょうか。